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愛知 名古屋 建築家 設計事務所 人建築事務所のブログ

戦前に戻らぬように

この写真は6年前の夏に伺った千鳥ヶ淵戦没者墓苑の写真です。建築家谷口吉郎設計で、神格化された権威ではなく、人間の活動の可能性を中心に据えた墓苑は、誰でも気軽に寄れる公園といったところでした。

終戦の日、あいも変わらずしごとをしながら、事務所で宿題をやっているのか、ゲームをやっているのかわからない息子に語りかけました。

どんな人になりたいか?   漠然すぎてわかりにくい質問だが、自分が中二の頃は父の事業が大変で高校行かずに大工になれと決め付けられたこと。

おじいちゃんたちの頃は戦時中で、それこそ自分のなりたいことやりたいことなど夢のまた夢であっただろうこと。

勉強できるのはとても幸せなこと。知識を得ることが幸せなんかではなく、自ら考える力を養えることが幸せなんだと。

知識は風化し、すぐに役に立たなくなるが、自ら考える力はどんな局面でも構築し直すことができる力だ。と伝えた。

中二の息子は、矛盾した大人の社会に辟易し、嘘を通すことや、自らの間違いを認めないことが立派な大人のすることならそうはなりたくないという。

至極真っ当だと思う。

せめて、戦前に戻らぬように祈り、自ら考える大人でありたい…

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熱い夏を!

この夏で終わらせたかったら真剣に一瞬一瞬やりきって乗り越えましょう。
一級建築士受験講座でそうは言ったものの、一人から数枚出された図面の宿題の添削をしながら、夜中に眠気と闘いながら描いたんだろうという筆跡を見ると、心から敬意を表するのです。
線が泳いだり突き抜けたりしている図面が、数枚のうち一枚は同じ受講者の図面から見受けられたりします。週3枚は描くように宿題を課したわたしも鬼のようですが、それをしっかりやってくる受講生の皆さんは本当に素晴らしい!
人は一人では生きていくことさえままならないだろうが(お米も作れないし、綿も作れないし、畜産もできなければ、洋裁もできない)支え合い、活かしあい、扶け合うところに、一人ひとりの活かされる場面や、輝く瞬間があるんだろうと思っています。構築っていうのは、それを結んだり繋いだりしながら可能性を紡ぐ尊い役割なのだと思います。
担当する受講生が多くなり一人ひとりに接する時間は圧倒的に少なくなりましたが、ありがたいことに学び合い、教えあう気風が作られつつあります。 
そのような場を作るのは設計者なのだから得意かどうかは別として、色々と策を凝らして構築しようと試みるのが職業病だったりします。
熱い夏を! エネルギーは全てイコールなのだから、やったぶんはそれに見合った結果を必ず伴います。
ファイト!

熱い夏を、自らのエネルギーに!

風をリレーする集落

7月6日に行われた建築学会賞受賞記念講演会。小堀哲夫さん、三分一博志さんのお話が聞けて良かった

なかでも
風をリレーする集落

風を後ろの家に渡していく
直島の集落をこのように表現した三分一博志さんの言葉が印象的だった。
メモを書いている途中でインク切れ…^^: 仕方なく途中から鉛筆に
しばらく純正インクを使っていたがもっさりとして切れ味の悪さといったらこの上ない。
やっと届いた三菱ジェットストリームのリフィル。かたちはLAMYだが、書き味はこちらに軍配があがる。

インクのリレーというところか。

これは見たい

日建設計・山梨知彦さん設計の別荘

個人の別荘にしておくのは勿体無い。是非レストランなどとして解放していただきたいものだ。

BIMを活用して、様々な視点を確認するでけでなく材料や工法まで検討するという。

緻密な計算のもとに作られている。

和を以て貴しとなす

わをもってとうとしとなす

聖徳太子の十七条の憲法に出てくる有名な言葉
今の国会に聖徳太子にお出ましいただかなければならない。
いさかいをおこさずにただ仲良くやりなさいという意味ではない。
和とは、和して同ぜずというように、議論をつくして協調を探り、単に同調することではない。
違う意見を排除することではなく、議論をつくすことが大事だという意味につながる。

愛知県の大村知事が、議論がつくされていないので現場では使えないと発言した。
本当に必要なものであればとことん議論してより多くの人が納得できるものにしなくてはならないはずだ。

建築の構築過程に置き換えてみると、同調圧力でつくられた偽りの和は、ほころびも多く何より喜よりも怨嗟に満ちている。議論を尽くした協調は、途中の衝突や軋轢があったとしても結果としての和は、喜びや信頼に満ちている。

和を以て貴しとなす
同調を強要するのではなく、協調のための努力を惜しまないこと
気をつけなければ…….

チャチャッと西洋建築史

一級建築士受験講座もいよいよ直前演習へと入ります。

そこで、ザクッと5分で西洋建築史 中世から近世
あくまでも受験対策用です。

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ローマ帝国はゲルマン民族(ゴート族)の大移動で東西分裂。東はビザンチン帝国、中東はイスラム様式、西欧は西ローマ帝国が滅びて遅れるが、ロマネスク(ローマ風)を経てゴシック(荘厳で大きい(ゴシック太文字のイメージ))、再生の創造力のルネサンス(ヒューマニズム・比例・均衡・調和)、歪な真珠のような豪華絢爛バロック(華美な装飾)、繊細優美なロココ、新しき古典ネオクラシシズム。

余談、ゴシックとはゴート族(人)のことであり、ゴート族は5世紀にローマ帝国を滅ぼす。

人は太古の昔から木と生きてきた

木は地球からの贈りもの

木は自然環境下で柱や梁、天蓋となり空間を形成してきた。

森は山菜、木ノ実、きのこなどを恵み、枯れた木の葉は堆積して腐葉土となり、雨に流れて命を育てる川となり、海に流れて豊かな生命の糧となる。

人は太古の昔から木と生きてきた。

バックスイング

2月から始めた一級建築士受験講座の講師。構造・法規・施工と進み、来週で基本課程は一応終了し直前対策に入る。これを始める時に栃木の星さんが、一教科ならまだしも三教科は無謀じゃないかとアドバイスをくれた。全くその通りだった。

5時間の講座のための準備が3倍時間以上かかるのだ。「試験勉強だけではなくこれは実学でもある!」繰り返し受講生に伝えてきた言葉を裏切るわけにはいかないからだ。

対費用効果で言ったら効率が悪いことこの上ないのだが、明らかに自分のためにもなっている。この間たまたま流れていたテレビで「話しにおいてもバックスイングが重要だ」といっていた。思わず笑ってしまったが、これ、すげーわかる!!と頷いてしまった。

目の前にいる人たちの前で、5時間も話し続けると、吸う息も吐く息も全て露わになるという感じになる。そうすると言葉・声になる前の瞬間にバックスイングしているって感覚があるんです。そしてそのバックスイングのために3倍時間以上の素振りをしてるんじゃないかって。

バックスイングによって言葉の覇気が全然違うんですね。効率は悪いが、自分にとっての効能が高い。

ビル風が舞う

JRは国に22兆円を返したらどうだろか。
そしてリニアはやめてはどうだろうか。エネルギーにしろ時間にしろ、地下を掘り続けてつくる環境負荷をかけてまでのメリットがあるのかが疑問だ。
東京-大阪間は、リニアを含めると、東海道新幹線、北陸新幹線の延伸で3ルートとなるらしい。そんなにいるのだろうか。
聞くところによると残土処分にはまだ課題が残っているという。
リニアによって名古屋が東京の副都心になるという夢をみているのか、名古屋駅周辺の再開発の加熱ぶりはすごい。
名鉄の駅ビルにいたっては高さ180Mで長さが400Mになるという。かなり乱暴な計画のように思えるのだが、都市景観やガスト影響係数(ビル風)の検証などどのようにしているのだろうか。
うかがってみたいものである。
近視眼差し25 2017.4.9

—新聞社説一覧—
詳しくは各新聞社説をお読みください

朝日新聞
・JR30年 光と影を見据える
37兆円あった国鉄関連債務の6割強は国が肩代わりしていまがある。
・米中首脳会談 協調基盤固める努力を
米国は、北朝鮮への警告や、中国に北朝鮮へのさらなる影響力行使を促すねらいもあったのだろうが。

読売新聞
・夕張財政計画 都市機能集約が再生のカギだ
かつて11万人を超えた人口は、今は約8600人にまで急減、緊縮財政を続けるだけでは、将来展望が持てない。
・米中首脳会談 対「北」圧力で協調しないのか
共産党大会を今秋に控えた習氏は、対米関係の安定を国内に強調することを最優先に。

毎日新聞
・フロリダでの米中首脳会談 国際協調こそ繁栄の鍵だ
欧米などで排外主義的な動きが強まる中、国際協調、多国間主義の重要性はむしろ高まっているといえる。

日経新聞
・米中は北朝鮮問題で踏み込んだ協力を
同盟国の米国と、経済で相互に依存する中国との関係は、日本の行方をも左右する。
・教育勅語は道徳教材に使えぬ
勅語は大日本帝国憲法の下、天皇を君主、国民を臣民とする国家観を補強する目的でつくられた規範だ。

産経新聞
・こども保険 税負担の議論を逃げるな
2度にわたり消費税率引き上げを延期した安倍晋三首相の口から、今後の展望が聞けない。それが保険や国債といった、その場しのぎのアイデアを生むことにつながっていないか。
・トランプ・習会談 中国に強固な意思示した
両国に溝があることは隠せないものの、米中関係を円滑に進めていくことをアピールしたかったのではないか。

東京新聞
・週のはじめに考える 緊急事態条項という罠
かつてのナチス・ドイツでヒトラーが独裁を築いたのも、国家緊急権による基本権の停止と、内閣に無制限の立法権を与えた全権委任法でした。

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