コロナ禍で苦しんでみえる方々の中で、万が一家族に感染が疑わしい方が出てしまったら、自分に自覚症状が出てしまったら、などと不安になられる方も多いかと思います。

家の中を明確にゾーニングするのは困難だと思います。もっといえば感染が疑われる家族の為に単独使用できる個室がない場合などもあります。そのようなときの方法の一つを示します。

1 負圧室をつくる
感染が疑わしい家族が生活する主空間を負圧室にします。排気用換気扇がついている部屋であれば換気扇を稼働するだけで基本的には負圧になります。その部屋ではないところからの給気(窓や給気口)を確保してください。負圧状態であればその部屋から他の部屋へウィルスが拡散する可能性を著しく低減できると思われます。
その部屋に換気扇がなければ窓用換気扇を設置するとよいでしょう。素人の方でも設置できると思います。youtubeで設置方法が出ていたりします。換気扇は常時稼働としましょう。

2 個室がない場合
突っ張り棒を用いたビニールカーテンなどで仕切ります。
これによりひとつの部屋を窓よりの「負圧ゾーン」と「次のゾーン」に分けることができます。これは感染が疑われる家族のための単独個室がある場合にも、寝るところと食べるところを衛生上分ける等、一つの部屋をゾーニングすることが可能になります。その場合、窓よりのゾーンを感染が疑われる家族の主滞在ゾーンにしてください。エアコンを稼働させる場合はエアコンは主滞在ゾーンから外してください。

必要なもの
・備付けの排気用換気扇かそれがない場合は窓用換気扇
・給気口(別室にある窓か給気口)
・長めの突っ張り棒(3.6mまでのものがあり、支柱がついたものがおすすめ)
・ビニールカーテン等(閉塞感のないように透明なものがおすすめ)

注意
出入りについてはその都度アルコール消毒をするなど、必要な措置をとってください。
これはあくまでも一つの例ですので、症状や状況にあわせて医師や専門家の指示にしたがってください。