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もっとたのしい住まいつくりを

愛知 名古屋 建築家 設計事務所 人建築事務所のブログ

過去と未来を結ぶのは….

日建設計の若林さんにスパイラルタワーをご案内いただきました。

先週は三菱地所設計の近藤さんに大名古屋ビルヂングをご案内いただけるチャンスを逃してしまい、打合せ前のタイトな時間ですがうかがいました。

若林さんが仰られた言葉で印象的だったのは、「この建物は未来からの技術と昔より培われた技術の融合があって可能となった建物です。」との言葉でした。
おっしゃる通り、10年後の現在であれば未来に向かう技術は進んでいるが、古より培われた技術が後退してこの建物は完成しなかったかもしれません。

建築とは、古より育まれた技術と未来へと向かう可能性を融合し築くことでもあるのかもしれません。

過去と未来を結ぶ結節点として現れるのが建築だとしたら…..
そういうものをつくりたいものです。

 

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戦前に戻らぬように

この写真は6年前の夏に伺った千鳥ヶ淵戦没者墓苑の写真です。建築家谷口吉郎設計で、神格化された権威ではなく、人間の活動の可能性を中心に据えた墓苑は、誰でも気軽に寄れる公園といったところでした。

終戦の日、あいも変わらずしごとをしながら、事務所で宿題をやっているのか、ゲームをやっているのかわからない息子に語りかけました。

どんな人になりたいか?   漠然すぎてわかりにくい質問だが、自分が中二の頃は父の事業が大変で高校行かずに大工になれと決め付けられたこと。

おじいちゃんたちの頃は戦時中で、それこそ自分のなりたいことやりたいことなど夢のまた夢であっただろうこと。

勉強できるのはとても幸せなこと。知識を得ることが幸せなんかではなく、自ら考える力を養えることが幸せなんだと。

知識は風化し、すぐに役に立たなくなるが、自ら考える力はどんな局面でも構築し直すことができる力だ。と伝えた。

中二の息子は、矛盾した大人の社会に辟易し、嘘を通すことや、自らの間違いを認めないことが立派な大人のすることならそうはなりたくないという。

至極真っ当だと思う。

せめて、戦前に戻らぬように祈り、自ら考える大人でありたい…

熱い夏を!

この夏で終わらせたかったら真剣に一瞬一瞬やりきって乗り越えましょう。
一級建築士受験講座でそうは言ったものの、一人から数枚出された図面の宿題の添削をしながら、夜中に眠気と闘いながら描いたんだろうという筆跡を見ると、心から敬意を表するのです。
線が泳いだり突き抜けたりしている図面が、数枚のうち一枚は同じ受講者の図面から見受けられたりします。週3枚は描くように宿題を課したわたしも鬼のようですが、それをしっかりやってくる受講生の皆さんは本当に素晴らしい!
人は一人では生きていくことさえままならないだろうが(お米も作れないし、綿も作れないし、畜産もできなければ、洋裁もできない)支え合い、活かしあい、扶け合うところに、一人ひとりの活かされる場面や、輝く瞬間があるんだろうと思っています。構築っていうのは、それを結んだり繋いだりしながら可能性を紡ぐ尊い役割なのだと思います。
担当する受講生が多くなり一人ひとりに接する時間は圧倒的に少なくなりましたが、ありがたいことに学び合い、教えあう気風が作られつつあります。 
そのような場を作るのは設計者なのだから得意かどうかは別として、色々と策を凝らして構築しようと試みるのが職業病だったりします。
熱い夏を! エネルギーは全てイコールなのだから、やったぶんはそれに見合った結果を必ず伴います。
ファイト!

熱い夏を、自らのエネルギーに!

風をリレーする集落

7月6日に行われた建築学会賞受賞記念講演会。小堀哲夫さん、三分一博志さんのお話が聞けて良かった

なかでも
風をリレーする集落

風を後ろの家に渡していく
直島の集落をこのように表現した三分一博志さんの言葉が印象的だった。
メモを書いている途中でインク切れ…^^: 仕方なく途中から鉛筆に
しばらく純正インクを使っていたがもっさりとして切れ味の悪さといったらこの上ない。
やっと届いた三菱ジェットストリームのリフィル。かたちはLAMYだが、書き味はこちらに軍配があがる。

インクのリレーというところか。

これは見たい

日建設計・山梨知彦さん設計の別荘

個人の別荘にしておくのは勿体無い。是非レストランなどとして解放していただきたいものだ。

BIMを活用して、様々な視点を確認するでけでなく材料や工法まで検討するという。

緻密な計算のもとに作られている。

和を以て貴しとなす

わをもってとうとしとなす

聖徳太子の十七条の憲法に出てくる有名な言葉
今の国会に聖徳太子にお出ましいただかなければならない。
いさかいをおこさずにただ仲良くやりなさいという意味ではない。
和とは、和して同ぜずというように、議論をつくして協調を探り、単に同調することではない。
違う意見を排除することではなく、議論をつくすことが大事だという意味につながる。

愛知県の大村知事が、議論がつくされていないので現場では使えないと発言した。
本当に必要なものであればとことん議論してより多くの人が納得できるものにしなくてはならないはずだ。

建築の構築過程に置き換えてみると、同調圧力でつくられた偽りの和は、ほころびも多く何より喜よりも怨嗟に満ちている。議論を尽くした協調は、途中の衝突や軋轢があったとしても結果としての和は、喜びや信頼に満ちている。

和を以て貴しとなす
同調を強要するのではなく、協調のための努力を惜しまないこと
気をつけなければ…….

チャチャッと西洋建築史

一級建築士受験講座もいよいよ直前演習へと入ります。

そこで、ザクッと5分で西洋建築史 中世から近世
あくまでも受験対策用です。

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ローマ帝国はゲルマン民族(ゴート族)の大移動で東西分裂。東はビザンチン帝国、中東はイスラム様式、西欧は西ローマ帝国が滅びて遅れるが、ロマネスク(ローマ風)を経てゴシック(荘厳で大きい(ゴシック太文字のイメージ))、再生の創造力のルネサンス(ヒューマニズム・比例・均衡・調和)、歪な真珠のような豪華絢爛バロック(華美な装飾)、繊細優美なロココ、新しき古典ネオクラシシズム。

余談、ゴシックとはゴート族(人)のことであり、ゴート族は5世紀にローマ帝国を滅ぼす。

人は太古の昔から木と生きてきた

木は地球からの贈りもの

木は自然環境下で柱や梁、天蓋となり空間を形成してきた。

森は山菜、木ノ実、きのこなどを恵み、枯れた木の葉は堆積して腐葉土となり、雨に流れて命を育てる川となり、海に流れて豊かな生命の糧となる。

人は太古の昔から木と生きてきた。

バックスイング

2月から始めた一級建築士受験講座の講師。構造・法規・施工と進み、来週で基本課程は一応終了し直前対策に入る。これを始める時に栃木の星さんが、一教科ならまだしも三教科は無謀じゃないかとアドバイスをくれた。全くその通りだった。

5時間の講座のための準備が3倍時間以上かかるのだ。「試験勉強だけではなくこれは実学でもある!」繰り返し受講生に伝えてきた言葉を裏切るわけにはいかないからだ。

対費用効果で言ったら効率が悪いことこの上ないのだが、明らかに自分のためにもなっている。この間たまたま流れていたテレビで「話しにおいてもバックスイングが重要だ」といっていた。思わず笑ってしまったが、これ、すげーわかる!!と頷いてしまった。

目の前にいる人たちの前で、5時間も話し続けると、吸う息も吐く息も全て露わになるという感じになる。そうすると言葉・声になる前の瞬間にバックスイングしているって感覚があるんです。そしてそのバックスイングのために3倍時間以上の素振りをしてるんじゃないかって。

バックスイングによって言葉の覇気が全然違うんですね。効率は悪いが、自分にとっての効能が高い。

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